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ハンドピースを操作の姿勢

この文章は「PDstyle」から転載させていただきます。

 ハンドピースを操作の姿勢

 

前腕の自然な動き

歯科医療では多くの器具を使用しますが、これらの器具のピックアップと口腔内への挿入手順にも自然な動きが要求されます。

 

 

 

「置き方」を決める術者の右手

ハンドピースの置き方を決める基準になるのは、術者の右手、それも右手の前腕の動きになります。人の手の動きには、自然に決まった一定の範囲があります。
これを「通常作業域」とします(図1)その範囲の中にハンドピースを置いておくと、いつでも無意識に取り上げて置き戻すことができるのですが、その範囲を外れると、手をいっぱいに伸ばしたり、体をねじったり、曲げたりする必要がでてきます。
ですから、ハンドピースが「通常作業域」の範囲にあるかどうかは、診療台を選ぶときの、最も大切なポイントといえるのです。

 

 

 

「置き方」(角度と方法)の決め方

ハンドピースが「通常作業域」の中に置かれたとして、その「置き方」(角度と方向)もまた、大切なチェックポイントとなります。 その置き方の適切な基準となるのは、術者の手の最も自然な動きということになります。というのは、人は無意識に次に取り上げる時に取り上げやすい「位置と角度」で戻すからです。たとえば、私たちが日常使っている鉛筆やボールペンの置き方をよく観察してみると、無意識にそのように置かれていることが分かります。 器具の取り上げ方には、次の4つが考えられます。

人差指の側面ですくい上がる

指先でつまみ上げる

手のひらを使ってつかみとる

他人に持たせてもらう

このうち、ハンドピースのように使う頻度がかなり高く、しかも連結コードがついている器具は、(1)の取り上げ方が最も適しているといえます。診療中に、ハンドピースを保持していたグリップのままで作業点に置くことができれば、次に取り上げる時にも全く同じ手のかたちで、下からすくい上げるようにすれば、簡単に取り上げることができます(図1)。このように、ハンドピースを置く場所と置き方は、いつも作業点を注視したまま全く意識しないで、置いたり取り上げたりできることが原則で、これも診療台を選択する場合に最も大切なチェックポイントの一つだといえます。ハンドピースの置き場所が悪いため、視野が移動して姿勢が不安定になる例と、置き方が悪いために手や前腕が不自然なかたちを取る例を、図で示しておきます(図2,3

 

 

ハンドピースの太さと長さ

安定して保持しつつ、微妙な動きをコントロールするためには握り易い太さとコントロールし易い長さでなければなりません。細ければ指先に力が入り操作しづらくなります。 太ければコントロールが難しくなります。指先で使用するボールペンや鉛筆などと同じ位の太さが適切です。
長さは手の中で全体を安定させて握れる長さが得られることが大切です。長すぎるとバランスが悪く操作しづらくなります。

 

ハンドピースの重さ

ハンドピースを操作する上でハンドピースの重さと共に連結チューブの重さの掛り具合が大変重要であり、連結場所が大きく影響します。

 

 

 

ハンドピースの角度

エアータービンハンドピースについている角度は保持する指先の空間を確保するためについています。 適切な角度(空間)が得られないと先端のバーやポイントと切削部位との角度を正しく保つことが難しくなります。

 


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