歯は、人のように、皆同じではなく、少しづつ形や大小など区別があります。ある正常的範囲内を超えた場合に、一般的に奇形と呼ばれるようになります。今回は、日常に良く見られる歯の奇形について紹介します。
歯にできる余分な突起

歯の表面の一部が突起のように鋭く盛り上がっていることがあります。これらは、中心結節などと呼ばれています。
問題点
永久歯が生えてきてしばらく、だいたい思春期ごろに突起が折れることがあります。小さな突起内部にまで、神経が入り込んでいる場合には、内部の神経が発炎しまして、虫歯がなくても強い痛みが感じることがあります。
場所
比較的よく見られるのは、小臼歯と呼ばれる前歯と奥歯の中にある歯です。他にも上の前歯の裏側などに余分な突起として現れることがあります。
治療
突起が細くて折れやすい場合など、周囲を詰めものなどで補強して折れにくくになります。咬み合わせるときに突起が直接ぶつからないように、歯を少し削り(歯科用タービンで)調整します。
中心結節があると、思春期ごろにそれまで虫歯が無くても突然、痛みをかんじたことがあります。まれに突起が折れて、中の神経がむき出しになってしまうのです。一般に突起が突然折れて痛くなってしまった場合は、歯の神経を取る治療が必要になります。
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