かみ合わせ異常の場合、何が起きるかといいますと、まず噛んでいる側、噛んでいない側があり、噛み過ぎていると、かみ合わせの高さが右と左、前と後ろが変わってきます。そうすると、低いところと高いところ、右が高い、左が低い、という形になり、高低差が出来、低い方に頭がズレるような結果になってきます。ズレてくると、ズレを補正するように反対側の筋肉が緊張する。緊張することでどうなるかというと、肩こりが起きる、筋肉緊張線のズレが起きてきます。それで、頭の位置が常時、右や左に倒れていると、こんどは脊椎がいつも同じ方向にねじ曲げられている形になります。噛み合わせについての歯科治療は、歯科機械で矯正ということがあります。
歯や顎は、人にとって咀嚼や発声を行なうという重要な役割をもっています。噛み合わせが悪いとこれらの機能がうまく働かず、不都合を覚える方がいらっしゃいます。このような方は噛み合わせの問題を自覚しやすいでしょう。しかし咀嚼や発声に不都合を感じない方でも、歯や顎の状態によっては身体に何らかの影響を及ぼしているケースがあります。
咬合関連症候群がどんどんつづいてくると、顎関節等によって、さらに関節円板が破壊されます。破壊されることによって、ストレスが耳にかかったり、脳にかかったりということになってきます。そのために、関節そのものの症状が起こってきます。その関節そのものの症状というのは、口が開き難い、閉じ難い、顎の音がする、顎の痛みがある、こういう症状になってはじめて歯科の病気ではないかと感じるようになってきます。
噛み合わせの状態は見た目で判断するのは難しく、ご本人で「歯並びが悪い」と自覚されている方でも大した症状ではなく少しの治療で終わる場合もございます。反対に歯並びが綺麗な方でも、診断をすると噛み合わせが悪く身体に不調和を起こしているといったことも珍しくありません。
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