体臭も口臭も、発している当人には、そのニオイの自覚は無いことがほとんどです。自分の発するニオイに麻痺(マヒ)してしまって感じなくなるのです。ニンニクを食すると、そのあと24時間近くは臭います。満員電車の中などで、そうした匂いに出会うと何とも嫌なものですよね。しかしながら、当の本人は平気です。強烈なニンニク臭も、当の本人には感じることはほとんどないのです。根管治療は大切です。
自分では分からないものだからこそ、「自分の口は臭い」という思い込みがあり得るのです。口臭に悩んで歯科医の診察を受ける人の中には、話していて特に何のニオイもしないし、口臭測定器で測ってみても、ニオイの物質を検出できないという人がかなりの数おられます。こういう方は、自分で臭いと思い込んでしまっているだけなのです。
何処から見ても標準体型で、スタイルが良いのに、本人は、自分の体形がいやでいやでしょうがありません。いくら他の人が、雑誌や鏡で体型を比べさせてみてもダメです。精神的に、脳がそのように思い込んでしまっているのです。ダイエットなどの場合は、思春期の女性などに多いのですが、口臭については、思春期以降~中年頃まで続く事もあるようです。
ある大学の口臭外来の記録では、約9年間の間に口臭外来の診察に訪れた患者の内、約3割もの方が、自臭症の患者さんであったという記録もあります。あと、この自臭症で、知っておかなければけないのは、自臭症自体が、口臭を呼び起こす事があるということです。自臭症は精神疾患の一種なので、精神科・心療内科を受診したりカウンセリングを受けたりすることで治療できます。
患者からは他者を不快にするほどの口臭・体臭が発せられているわけではないということを自覚させ、自信を取り戻すことが治療につながります。一見、他の人でもできそうな治療に思えますが、周囲の知人や家族が説得しても逆効果になる場合が多いため、自臭症は必ず専門家の治療を受けるようにしましょう。超音波洗浄機で清潔を守ることは大事です。
通常は精神科やカウンセリングに通って治療しますが、口臭があると強く思い込んでいる患者には、口臭外来や歯科などで、歯垢の洗浄や正しい磨き方の指導などを受けることによって、「これで口臭が治ったはず」という自信を植え付けるという方法もあります。
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